赤ちゃんアトピー

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎について説明をします。

赤ちゃんのアトピー はいつから?赤ちゃんのアトピーの原因や対策は?

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執筆:Mocosuku編集部
 
赤ちゃんのアトピー 」と聞くと心配されるママは多いのではないでしょうか。
赤ちゃんがアトピー性皮膚炎になるケースは多いことが知られています。
しかし、赤いブツブツが出来るからと言って、必ずアトピーだということではありません。赤ちゃんのアトピー性皮膚炎とはどういうものなのか?
留意すべき点等について説明しましょう。
 
 

赤ちゃんの皮膚の病気

 
赤ちゃんの肌に赤い湿疹が出来た時考えられる病気は、アトピー性皮膚炎だけではありません。想定される病気は以下の通りです。
 
・脂漏性湿疹
・赤ちゃんニキビ
・かぶれ
・じんましん
・アセモ
カンジダ皮膚炎
・とびひ
・虫さされ

 
このように、多くの病気がありますので、赤い湿疹が出来たので「アトピーだ…」と早合点せず、医療機関にまず受診してみることが重要です。
 
 

赤ちゃんをアトピー性皮膚炎と診断する基準とは

赤ちゃんのアトピーの特徴は?

アトピー性皮膚炎を簡単に定義すると「アレルギーに関連した慢性的に継続するかゆみと痛みの強い湿疹」ということになります。乳児湿疹(乳児期に生じる湿疹の総称)との違いは症状の継続性で、日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎の定義、診断基準」によると、乳児期では2ケ月以上継続した場合は、アトピー性皮膚炎と見なされます。
 
アトピー性皮膚炎の赤ちゃんの一般的傾向としては以下のようです。
・誕生から1~2ケ月で、湿疹が頭部、顔面、身体の下部に徐々に広がる
・湿疹がひどくなるのは、離乳食開始時期にあたる5~6ケ月目
・皮膚は、ジュクジュクするだけでなく、乾燥、ガサガサ等もよく見られる症状
・その後、改善していき、1年経過すると顔面の湿疹はなくなる
・卵白等への抗体が出現しやすい
・家族が、アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息、結膜炎になったことのあるケースが多い

 

赤ちゃんのアトピーで留意すべきこと

赤ちゃんのアトピー は成人のそれと異なり、難治性である事は稀で、多くの場合は1歳半~2歳の免疫バランスが改善する頃に治癒します。その時点に至るまでは、湿疹が消えたり、出来たりが続くのですが、特別な治療方法はなく、「スキンケア」「薬物」「日常生活」への注意などが基本となります。
 
 

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎についての対策

スキンケア

スキンケアの基本は、皮膚を清潔にし、潤いを保つ事です。体的な方法としては以下があります。
・皮膚が汚れないようにする。
・保湿剤を塗る。(1日・3~4回)入浴後塗ると効果は高い。
・湿疹がよくなっても、保湿剤は継続して塗る
・刺激の強い保湿剤は、かえって皮膚を痛めてしまうので、どの保湿剤を使うかについては、医師に相談をする。

 

薬物療法

薬を使う場合は、効能を理解し、医師の指示を守り正しく使いましょう。薬物療法には、ステロイド剤と抗アレルギー内服薬などがあります。ステロイド剤は炎症を抑え、抗アレルギー内服薬はアレルギーによるかゆみを抑制する薬です。しかしこれらは、いわゆる「対症療法」であり、根本的にアトピー性皮膚炎を治す薬ではないことを理解しておきましょう。
 

日常生活への注意

赤ちゃんの肌は繊細で、周囲の環境に敏感に反応します。肌につけるもの、食べるもの、室内の環境、両親のメンタリティ等について、充分留意が必要です。
 
◆肌につけるもの
肌への刺激を回避するための工夫をしましょう。
1)洗濯はすすぎを長くし、洗剤が残らないように気をつけましょう。また漂白剤は避け、洗剤も少なめに。
2)お風呂の温度はぬるめに

 
◆食べるもの
1)回避する食材は、検査等で明確にアレルギー性が認められたもののみにしないと、栄養の摂取に偏りがでます
2)和食をこころがけ、煮る、蒸す中心のメニューに
3)動物性タンパク質の摂取は、状況を見ながら慎重に

 
◆室内の環境
1)敷き布団、掛け布団にも掃除機をかける
2)布団の乾燥を行う。布団干しや布団乾燥機の活用を
3)絨毯、カーペットはとってしまう
4)犬、猫等毛のあるペットは避ける
5)外気と室内の温度差を少なく

 
◆両親のメンタリティ
ご両親は心配が多いと思いますが、心配しすぎないようにすることが重要です。多少の赤みやガサガサは気にせず、良く眠って、日常生活に問題がなければOK位の気持ちでいましょう。
ご両親のストレスは、赤ちゃんにも敏感に伝わります。
また、専門家でなければ判断出来ないことが多いので、自己判断せず、医師に早めの相談をするようにしましょう。
 
 

オススメリンク

 
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